肥満の予防・治療剤
案件情報
特許権
ジャンル:
化学・バイオ・薬品・食品
登録番号:
特許第5119510
共通項目
希望取引:
- ライセンス
- 売買
- 相談可
権利者:
国立大学法人岡山大学
説明
目的
糖・脂質代謝異常を伴う疾患に対する治療剤又は予防剤であって、新たな作用機序を有するもの、当該治療剤又は予防剤の探索方法を提供する。技術概要
本技術は、脂肪細胞において、OL16が、個体の糖・脂質代謝能改善因子として作用しうるとの知見に基づくものである。即ち、本技術はOL16、又はOL16をコードする遺伝子を有効成分として含有する、糖・脂質代謝能の改善剤である。好ましくは、OL16は、以下の(a)~(e)のいずれかのタンパク質である:(a)配列番号2で示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、(b)配列番号1で示される塩基配列における第360番目のヌクレオチドから第1478番目までのヌクレオチドで示される塩基配列を有するDNAによりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質及び(c)以下の(ⅰ)~(ⅳ):(ⅰ)配列番号2で示されるアミノ酸配列において1若しくは複数のアミノ酸が欠失、不可、挿入もしくは置換されたアミノ酸配列。(ⅱ)配列番号2で示されるアミノ酸配列と80%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、(ⅲ)配列番号1で示される塩基配列における第360番目のヌクレオチドから第1478番目までのヌクレオチドで示される塩基配列を有するDNAと80%以上の配列同一性を有する塩基配列を有するDNAによりコードされるアミノ酸配列、及び(ⅳ)配列番号1で示される塩基配列における第360番目のヌクレオチドから第1478番目までのヌクレオチドで示される塩基配列を有するDNAに対し相補性を有するDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNAによりコードされるアミノ酸配列、から選択されるアミノ酸配列からなり、かつ糖・脂質代謝改善能を有するタンパク質である。