新規デンドリマー及びその用途
案件情報
特許権
ジャンル:
金属・材料
登録番号:
特許第5294263
共通項目
希望取引:
- ライセンス
- 売買
- 相談可
権利者:
国立大学法人岡山大学
説明
目的
カーボンナノチューブ(CNT)は炭素材料特有の高い凝集力のため分散性や混和性が低い。CNT分散性や混和性を向上させる方法として、低分子界面活性剤を分散剤として用いる方法、ポリマーラッピングと呼ばれる方法、その他特殊な方法があるが、長さが1μm以上の長いCNT及び直径が1.2~1.8nmの太いCNT、多層CNT、及び分子内包CNT等を高濃度でかつ安定的に分散することが困難であった。そこで、分散性に優れた界面活性剤、特にCNT用分散剤として好適な新規デンドリマーを提供する。技術概要
このデンドリマーは、一般式(1)で示されるもので、主鎖の鎖長が20~300の2価の脂肪族炭化水素基又は(-R↑1O-)↓n-R↑1-[R↑1は炭素数4~20の2価の脂肪族炭化水素基、nは1~20の整数]で示される2価の有機基からなるコアユニット(A)を有する。このようなコアユニットを有する一般式(1)で示されるデンドリマーは新規化合物である。一般式(1)中、Aの両側にある括弧内の構造は分岐構成単位を表し、この分岐構成単位は繰返し結合されていてもよく、Bは窒素原子又は3価の芳香族炭化水素基からなる分岐ユニット、Cは酸素原子又は2価の有機基からなる延長ユニット、Dはアルコキシ基、エステル基、アミノ基等からなる末端ユニット、Xは任意の構成単位であり、炭化水素基以外の2価の置換基である。一般式(1)で示されるデンドリマーからなる界面活性剤が好適な実施態様であり、このような界面活性剤からなるカーボンナノチューブ用分散剤が好適な実施態様である。また、一般式(1)で示されるデンドリマーを分散剤として用いるカーボンナノチューブの分散方法も好適な実施態様である。図は、デンドリマーの一般式、及び一具体例とその合成例を示す。