ポリイミドの製造方法
案件情報
特許権
ジャンル:
金属・材料
登録番号:
特許第4863292
共通項目
希望取引:
- ライセンス
- 相談可
権利者:
国立大学法人岡山大学
説明
目的
ポリイミドは、電気絶縁性や高耐熱性等といった好ましい性質を有するため、種々の分野で用いられている。従来知られているポリイミドウィスカーの製造方法は、何れも、ポリアミド酸溶液と脱水縮合剤とを用いる必要があった。脱水縮合剤としては無水酢酸のような酸無水物、ホスゲン等の塩化物、三塩化リンのようなリン化合物といったもので、吸水を防止する等といった取り扱いに注意が必要であり、製造方法の実施を複雑化するといった問題があった。この技術は、このような状況に鑑みてなされたもので、ポリイミドの簡単な製造方法を提供する。技術概要
式(I)で示される化合物を溶媒中で重合し、式(II)で示される繰り返し単位を有するポリイミドを固体にて析出させる新しいポリイミドの製造方法である。(式(Ⅰ)中、X↓1とX↓2のうちいずれか一方は水素原子であり、いずれか他方は水素原子、アルキル基、アリール基を意味し、X↓3は水素原子又はアシル基を意味する)。この方法は、化合物(I)の全てが溶媒中に完全に溶解する溶解ステップと、この溶解ステップの後、式(II)で示される繰り返し単位を有するポリイミドが溶液中から固体として析出する析出ステップとを含むものである。溶媒は芳香族化合物を含むものであるが、特にジベンジルトルエンが好ましい。重合は240℃乃至350℃の温度範囲で2時間~36時間行われる。重合に用いる化合物(I)から100%の収率で、ポリイミドが生成すると仮定した場合に生成するポリイミドの重量W(g)が、溶媒の体積V(ml)に対する割合(パーセント)((W/V)×100)が0.5乃至12.0の範囲である。生成するポリイミドは、細長い帯状体が集合した微粒子組織を形成する。直径は好ましくは0.5μm~50μmである。各種樹脂の補強材として用いられる。