咬みしめ抑制具
案件情報
特許権
ジャンル:
生活・文化・娯楽
登録番号:
特許第5124772
共通項目
希望取引:
- ライセンス
- 相談可
権利者:
国立大学法人岡山大学
説明
目的
技術概要
この咬みしめ抑制具は、歯の内側面に当接する第1板部と、歯の外側面に当接する第2板部と、第1板部と第2板部とを連結する第3板部とで側面視において逆U字状となった門形状とし、歯に嵌め合わせて装着可能としている。抑制具は、1つの歯に装着して使用し、第1板部、第2板部、及び第3板部は、それぞれ1本の歯に嵌着可能な10mm程度の幅寸法としている。複数本の歯に跨らせて装着させてもよい。抑制具は、咬み締め状態を自覚しやすいように臼歯に装着することが望ましい。第3板部を弾性材で構成することで歯根膜感覚によって強い咬みしめが生じることを効果的に抑制できる。特に、第3板部を構成する弾性材は、最大変形時に厚みが0.5mm以下となることが望ましい。強い咬み締め状態で顎関節の新たな偏位あるいは痛みを誘発させることを防止するためである。第3板部となる弾性材としては発泡ポリウレタンが好適である。ヤング率が大きく、変形状態からの復元性も高く、長時間の使用においても破損を生じることがない。第1板部、第2板部、第3板部を発泡ポリウレタンで一体成形することもできる。誤飲した際の気管や食道の閉塞を防止するため、板部に貫通孔を設けることもできる。