アパタイト複合体及びその製造方法
案件情報
特許権
ジャンル:
金属・材料
登録番号:
特許第5162749
共通項目
希望取引:
- ライセンス
- 相談可
権利者:
国立大学法人岡山大学
説明
目的
形態を制御したアパタイト結晶を基材の表面に形成してなるアパタイト複合体の提供。技術概要
この技術では、アパタイト複合体は、カルシウム元素を含有する基材の表面に、棒状のアパタイト結晶を形成してなることを特徴とする。このとき、結晶の長手方向の平均長さが0.5~100μmであることが好ましく、結晶のアスペクト比が3以上であることが好ましい。また、結晶が相互に隙間を空けて基材の表面に形成してなることが好ましく、結晶が基材の表面から垂直方向に立っていることも好ましい。また、アパタイト複合体の薄膜X線回折測定において、アパタイト結晶の(002)面に帰属する回折ピークの積分面積強度が、アパタイト結晶の(211)面に帰属する回折ピークの積分面積強度よりも大きいことが好ましい。基材がガラスであることが好ましく、さらにチタン元素を含有することが好ましい。また、アパタイト複合体において、アパタイト結晶を形成した面の水に対する接触角が10度以下であるか、あるいは水滴を隙間に吸収することも好ましい。