がん細胞特異的遺伝子発現法を用いた血管新生阻害剤
案件情報
特許権
ジャンル:
化学・バイオ・薬品・食品
登録番号:
特許第4843767
共通項目
希望取引:
- ライセンス
- 相談可
権利者:
国立大学法人岡山大学
説明
目的
特定のプロモーターと特定の遺伝子を組み込んだタンパク質からなる血管新生阻害薬を提供する。技術概要
がん細胞特異的に発現する遺伝子のプロモーター領域の下流に血管新生阻害遺伝子を含むベクターを含有する血管新生阻害薬にする。血管新生阻害遺伝子は、例えばタムスタチン(α3NCl)、RGD-α3NCl、アレスチン等が挙げられ、特にRGD-α3NClが好ましく用いられる。また、プロモーターは、ヒトテロメラーゼ遺伝子(hTERT)のプロモーター、ヒト前立腺がん特異抗原(PSA)のプロモーター等の腫瘍マーカーとなり得る分子のプロモーター領域や、異常な細胞分裂、細胞増殖が起きるときに働く細胞周期に関する遺伝子プロモーター等が挙げられ、特にヒトテロメラーゼ遺伝子(hTERT)が好適に用いられる。この阻害薬は、単回投与(図-1)より、間欠投与(図-2)を行うのが好ましく、例えば、1回の投与量が、ウイルスベクターの場合ウイルス量で1×10↑9~1×10↑1↑2pfu/kg、非ウイルスベクターの場合1μg~100g/kgで、毎日1回~30日毎の間欠にて2回以上行う。